同世代の遣い手が魅せる人形演劇の可能性
長野を拠点に活動する「百鬼ゆめひな」の五穀豊穣を願うソロ作品『創作神楽“風”』とgenre:Grayの黒谷氏演出・塚田氏出演の新作ソロ作品『ファの行方』の2作品を上演します。
自ら“ひとかた”(等身大人形)を創り、人への思いを込めて遣う“ヒトカタ遣い”と、モノと身体を遣い、命を宿す“モノ遣い”。
同世代の二人の遣い手が魅せる、異なるタイプの2作品を、どうぞお楽しみください。
百鬼ゆめひな『創作神楽“風”』
原案:小林豊(『とうさんと ぼくと 風のたび』)
構成・人形美術・出演:飯田美千香
音楽:木並和彦 衣装:小林露(地球屋)

大地を司る<わらべの御子(みこ)>がおりました。そこへ<風の女神>がやって来ます。御子を守る狛犬も現れました。風の女神はたくさんの命の種を運び、豊かな恵みをもたらしてくれる優しい神でした。
が、その優しさゆえ悪神が取り憑き恐ろしい“邪風オロシ”に豹変してしまいます。
御子と狛犬は悪神に取り憑かれた風の女神を救い出し、ついに天変地異を乗り越え、大地は豊作の時を迎えます。
五穀豊穣を表す鮮やかな衣装も見どころの一つです。
genre:Gray『ファの行方』
出演:塚田次実 作劇・演出:黒谷都

©富永光昭
思い出せない。
何層にも重なった柔らかい膜の向こう側で、景色が揺れる。あの場所で出会っていただろうか。ドレミファソラシド?モノの先からファが聞こえた。
ファとおどろう。朽ちた靴やドレス、人形の足など、モノの欠けらを遣い、触れられぬモノの記憶を紐解く。ヒトとモノが淡い世界で遊ぶ、モノ語り。
スタッフ
照明=しもだめぐみ 舞台監督=荒牧大道
協力=鄒思揚/森仁美/横山展子/外波山流太/長谷川愛美/月の娘たち
宣伝美術=片山中藏
関連企画 モノ遣いワークショップ 講師 塚田次実 日程 4/14(土)14:00~17:00 会場 スタジオD 定員 8名(申込順) 料金 500円 申込 当館まで電話、直接来館またはオンライン申込よりお申込みください。 ※オンライン申込はこちら(リンクは3/24より有効となります)
お問合せ 富士見市民文化会館キラリふじみ 049-268-7788
企画genre:Gray
制作富士見市民文化会館キラリふじみ
主催 公益財団法人キラリ財団

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