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2019年01月26日 - Profile:久保田 巧

久保田 巧(ヴァイオリン)
Takumi KUBOTA, violin

 
©藤本史昭

 東京生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、福島幸雄、西島英子、外山滋、江藤俊哉らに師事。桐朋女子高等学校音楽科を経て、ウィーン・フィルの名コンサートマスター、ヴォルフガング・シュナイダーハンに師事。

 1983年第2回フリッツ・クライスラー国際コンクール第2位、第3回ミケランジェロ・アバド国際音楽コンクール第1位、そして1984年、1位を出さないことで有名なミュンヘン国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来、サヴァリッシュ、ベルクルンド、ギーレン、チェクナヴォリアン等の指揮するミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団等と共演、ヴィンシャーマン&ドイツ・バッハ・ゾリステンの演奏旅行のソリストを務める。

 1988年、ウィーン・ピアノ四重奏団を結成し、室内楽にも力を入れている。サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団でも長年にわたり活躍。

 CDも数多くリリースしており、2004年に発売した「バッハ:無伴奏パルティータ全曲」(エクストン)は、レコード芸術誌で特選盤に選ばれ、名盤として高い評価を得ている。

07年からは新しいパートナーとしてピアニストのパウル・グルダと共演。08年にはブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を開催、緻密で熟考されたアプローチが各紙で絶賛を浴びた。また、同作品はCDリリースされ、同様に非常に高く評価されている。

 また、教育の現場でも精力的に活動。桐朋学園大学准教授、国立音楽大学客員教授、愛知県立芸術大学非常勤講師として後進の指導にあたるほか、子供を対象としたヴァイオリン・ワークショップも各地で好評を博している。

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